ウーパールーパーの生態について:その2

製作:前橋工科大学大学院 阿部 泰宜

すいません〜。
その2から更新が大分遅れてしまいました。
これからはもっと頑張ります。

それじゃあまずは、うちのうーぱーの様子から。



おー!エサを探している2匹を同時にGet!
なかなかいい感じに収まりました。

 …ん?

あ!
2匹が接触!

 バヒュン!



…なんだこいつら。

とまぁ、見ての通りうちの2匹は元気です。(ホント?)
先日、ビオトープの改装も行いましたので、そちらもご紹介しておきます。



浮草やホテイアオイを取り出して、植生フロートを浮かべました。
全然大した出来ではないので見てくれがショボいのですが、役割は果たしてくれるはずです。
それに伴って、中も掃除をして綺麗になっています。
もうサイフォンすることもないんじゃないのかー?
……。
そんなことはないですね…さすがに…。

それでは本題に入りましょう。
前回はうーぱーるーぱーの分類と簡単な特徴をご説明いたしました。
今回はその続きです。

ではまずは、うーぱーの呼吸器についてから始めましょう。
前回、うーぱーは両生類であることをご紹介いたしました。
そんなわけで(一応)エラ呼吸と肺呼吸をすることができます。
一生を水中で生活するうーぱーですので、肺呼吸をするのは稀なようですが、
水中のDO(溶存酸素)が少ないと感じると、水面まで上がってきて肺呼吸を行います。
それ以外ではエラ呼吸。
しかし、他の生物のエラ呼吸と異なるところがあります。
それは、うーぱーのエラは外付けされていることです。
って説明するより見ていただいた方がよろしいでしょう。

これがうーぱーのエラです。



あのヒラヒラいっていて、血管が透けて赤く見えるやつです。
えー!あれって角じゃないの!?
いいえ違います。
これは外鰓(がいさい)といって、
おそらく効率的に酸素を確保するための呼吸機能ではないかと考えられます。
まぁ、あれだけフサフサいっていればそりゃ酸素も捕まえられます。
しかし、欠点としてよく他の生き物にエラを食べられてしまいます。
そりゃー、あれだけワサっと出てればねー。
しかし、再生能力が高いのでまたすぐに生えてくるようですが。(足などの場合でも)

そんなわけで、溶存酸素を多くしてエラ呼吸を主にさせるようにすれば、
エラが発達していき、「エラふさ」なうーぱーが出来上がります。
どっちかっていったら、エラふさなうーぱーの方がかわいいですよねぇ。
…と私は思うのですが…。

実際、DOが高ければ絶対に肺呼吸しないかといえばそうではありません。
私のビオトープではエアレーションをしてDOが十分なはずですが、
うちのうーぱーたちは、ある一定の周期で必ず肺呼吸しています。
パクって音がしたら水面に上がって肺呼吸している音です。
う〜ん、なぜ肺呼吸もするんでしょうね?
エラにゴミが付いたりしているのでしょうか?
自分が両生類であることを忘れないためでしょうか?
それとも「せっかく肺もあるんだから…」なんていう考えでしょうか?
その他、あくび(?)のようなことも行いますし、とにかくもう謎だらけな生物です。

さて、彼らの出身地ですが、
「メキシコサラマンダー」の名前が示す通り、メキシコ出身です。
言われてみれば確かに彼らはメキシコっぽさを醸し出しているような気が…。(どこら辺…?)
そして、メキシコの高地に存在するという「ソチミルコ湖」というところで野生化しているようです。

さらに洞窟生まれ洞窟育ちらしく、光をあまり好まないことが特徴的です。
そのため視力を必要としなかったため、眼がほとんど見えません。
どのくらい見えていないかと申しますとねー、
目の前のエサにも気づけないという有様です。
いやー、これでよく今まで生き残れたって感じです。
どんだけ「ソチミルコ湖」が平和なんだ!って話です。
そんなわけでうーぱーの食事には時間がかかります。
エサに遭遇するまでウロウロウロウロ…。
かなり接近出来て、エサを足で踏んでいるのにも関わらず気づけない始末。
…たまにこっちが泣きたくなるときがあります。

じゃー、視力が弱い分、音や振動、臭いに敏感かというとそうでもないようです。
とりあえず、周りの様子が確認できないらしく、
ビューンと泳ぎ回っては必ずビオトープの壁にドーンとぶつかっています。
えー?いや…ホラ…壁から反射した振動とかでさぁ、
周囲の様子を認識できたりするんじゃないのー?
……。
…あー、できないのー。
その代わりといっては何ですが、動くものに対する反応には敏感です。
自分から振動している物体ですね。
共存させているグッピーにも飛びついたりしていました。
勝率はパッと見、2割弱。
…ダメじゃん…。

そんなわけで、彼らは基本的にボーっとしています。
性格なのか生態なのかはわかりませんけれど、
できるならずーっと動きたくないっていうやる気のなさに溢れています。



やる気のなさに溢れるうーぱーの図。
んで、たまに浮きます。
大丈夫なのか…?



打たせ湯(?)に浸かるうーぱーの図。
…オイオイ。

それでは今回はこの辺で。
次回はうーぱーの変態に関する内容を中心にまとめていきたいと思います。
それでは、また次回。

参考文献
http://homepage1.nifty.com/mercedes-iwasaki/era/
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%9F%E7%89%A9%E3%81%AE%E5%88%86%E9%A1%9E

協力
環境技術研究所  前橋工科大学梅津研究室

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