ウーパールーパーの生態について:その1

製作:前橋工科大学大学院 阿部 泰宜

ここでは、私がビオトープ内で飼育しているウーパールーパーについて
「細々と」「小出しにして」書いていきたいと思います。
まぁ今回は初回ということで、うーぱーの生態についてご紹介したいと思います。

さてまずは、うちのうーぱーたちをご紹介!
じゃ、2匹揃って「はい、チーズ。」

アレ…?1匹逃げた…。
じゃもう一枚。

あ…。また逃げた…。
2匹を同時に上手く撮るって難しい…。

すいません。こんなんで許してください。

お、なんだかCDのジャケットっぽい良さがあったりなかったり…。
じゃー、ついでにもう一枚。

すごくダメだなぁ。と思っていたら、
 プカ。
あ…、手前のやつ浮いた。

とまぁ、こんな「だらけた」感じで私は2匹のうーぱーを飼っております。
いやー、すごくかわいいです。
1日の大半をボケーっと過ごしているところが、またいい!

…ちなみに…、
まだ小さいので(…とはいっても体長10cmあります)雌雄の判別がつかない上に、
個体の判別もつきません。
もうどっちがどっちやら…。
そんなわけで名前をつけることが出来ないでいます。
う〜ん、飼い主としてダメですねえ…。

…さて、実はですね、
「ウーパールーパー」というのは正式な名称ではありません。
商品(キャラクター)名みたいなものらしいです。
だいぶ昔に流行したときにつけられて定着してしまったらしいですね。
んで、正式名はメキシコサラマンダーというらしいですよ。


……。


嘘つけー!
あんな姿していてサラマンダーはないだろ!

とか言わないでください。
分類上「(多分)仕方なく」そうなったのです。
おそらく生物学者の間でも、
「こんな生物をサラマンダーと読んでいいものか…?」
とか、
「いや、しかし生物学的な分類に則るべきだ!」
などの激しい議論が交わされたものだと思われます。
(そんな議論は確実になかったと思われます。)
そしてさらにメキシコサラマンダーは「アホロートル」とも呼ばれます。


あほろーとる!?


……。


なんだかこっちの方はしっくりきますよねぇ…。

で、ちなみにアホロートル(学名 Ambystoma mexicanum)は、
真核生物
→動物界
→脊索動物門
→脊椎動物亜門
→有顎動物下門
→四肢動物上綱
→両生綱
→有尾目
→イモリ亜目
→マルクチサンショウウオ科
マルクチサンショウウオ属

の一種に分類されます。


ながー!

ちょいと上のほうから分類しすぎた!
…やりすぎました。

んで、属名のAmbystoma(アンビストマ)は、ギリシア語で
「コップ状の」−「ambyx」
「くち」−「stoma」
という意味らしいです。
体に対して大きな口をもつことから名づけられたものだと思われます。
さらに、「ウーパールーパー」とは、
アステカの言語、ナワトル語の俗称で「愛の使者」という意味をもっています。
そして、「アホロートル」は「水に遊ぶ」という意味です。

ちなみに彼らは両生類です。
つまりカエルと一緒です。
そんなわけで、

  • 両生類の皮膚は分泌腺が多くなめらかである。
  • 他の脊椎動物のように、鱗をもっていたり、
    表面が角質化していたりしないため、乾燥には弱い。
  • 変温動物であり、体温は周囲の気温とともに変化する。
  • 卵生であり、産卵時に、水中で体外受精を行う。
などの一般的な両生類と同じ特徴を持っています。

えー、じゃー、カエルと一緒ってことは大きくなったら陸で生活するんだー。

などと思ってしまいますが、残念ですが、うーぱーは通常一生を水中で暮らします。
幼形成熟(ネオテニー)とかいうものらしく、
まぁカエルで言ってみれば、オタマジャクシに手足が生えたけれど、
カエルにはならずにこのまま水中にいよう、ってなことです。
まぁ、そんな「サボった」者達がうーぱーの先祖にあたります。(違います。)
そんなわけで、両生類でありながら陸上に上がれない体をもった形態に進化(退化?)してしまったのです。

それに、まずよくご覧ください。
あの体で、あの脚の貧弱さ。
 貧弱うぱ脚拡大図
これは、どー考えても陸上用ではありません。
陸に上がったところで自分の体重を支えきれないでしょう。

…でちなみに、アホロートル」とは、「Axolotl」のスペイン語読みで、
マルクチサラマンダー属の27種のなかで、幼形成熟(ネオテニー)した個体の総称
です。
その中でも代表的な種であるメキシコサラマンダーを指す場合が多いようです。
…つまりは「変態したメキシコサラマンダー」。
簡単に言えば、「うーぱー」とは呼べない「うーぱー」もいるわけで…。

さて、とりあえず「うーぱーの生態その1」はここまでです。
より詳しい解説はまた後ほどで。
全てをしっかりご紹介しようとすると何だかすごく長くなってしますので、ここで切ってみました。
非常に中途半端ですので、ここまで読まれた方は是非「その2」もご覧になってください。
それでは、また次回。

参考文献
http://homepage1.nifty.com/mercedes-iwasaki/era/
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%9F%E7%89%A9%E3%81%AE%E5%88%86%E9%A1%9E

協力
環境技術研究所  前橋工科大学梅津研究室

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