でいりー"貝"議録!
2月28日(月)…遺伝子汚染:その4
遺伝子汚染は問題だといわれていますが、
具体的に遺伝子汚染が進むと何がいけないのでしょうか?
ある生物種が、住む土地に適応して進化していくことにはそれなりの理由があります。
その長い進化の中で培った機能が、遺伝子汚染によって破壊され、
生態系内に病気が蔓延するなど、種が絶滅する危険性が高くなります。
そういった生物の多様性を失うことが大きな問題点となっています。
2月27日(日)…遺伝子汚染:その3
なにも遺伝子汚染は海外からの移入種だけが問題になるのではありません。
国内の動植物の移動であっても、遺伝子汚染を引き起こします。
生物の地域性という観念から見れば、
同じ種の蛍だとしても、フォッサマグナを境に関東と関西の蛍の発光感覚には差があります。
このような生物の地域性は長い時間をかけて作られたものですが、
それを破壊することは非常に容易です。
2月26日(土)…遺伝子汚染:その2
例えば、セイヨウオオマルハナバチは、在来種の一種エゾオオマルハナバチとの間に
雑種形成することが実験的に確かめられています。
また、中国産のタイリクバラタナゴは、在来種のニホンバラタナゴと交雑してしまうため、
現在、固有種は絶滅に瀕しています。
一度進行し始めた遺伝子汚染に歯止めをかけることは難しく、
その作業には莫大な資金が必要となります。
参考文献
http://www.nies.go.jp/kenko/biotech/goka/pgm.html
2月25日(金)…遺伝子汚染:その1
という言葉があります。
紫外線や酸性雨、人工の化学物質によって引き起こされる遺伝子汚染もありますが、
今回は「交雑」に関する「遺伝子汚染」について取り上げます。
ここでいう「遺伝子汚染」とは…、
「地理的に隔離され出会うことのなかった生物同士が、人為的に運ばれ、交雑することによって、
種族間に新たな次世代が形成され、遺伝的な純系が失われてしまうこと」
を言います。
動物・植物問わずに起こりうることであり、移入種に関わる議題の中では必ず取り立たされる用語です。
参考文献
http://www.nies.go.jp/kanko/news/data/17-03-99.html
2月24日(木)…英語?のお勉強:その7
こんなHPを紹介してもらいました。
で、こいつを参考にすると…、
「Physa acuta Draparnaud」は、
「ピュサ・アクタ・ドラパーナウド」
もしくはドイツ語に近いなら…、
「ピュサ・アクタ・ドラパルナウド」
になりそうです。
…あってるの?
2月23日(水)…資格試験に挑戦:その4
ちなみに…、
私が今年受ける予定の資格試験は生物分類技能検定3級5000円、2級7500円。
ビオトープ施工管理士2級、9000円。
あと、技術士一次試験、11000円。
受験料しめて32500円なり。
…勉強しなきゃっていう気持ちになれます。
2月22日(火)…資格試験に挑戦:その3
「貝」に絡むような絡まないような感じで、ビオトープ管理士資格試験も受けてみようと思います。
(株)日本生態系協会が実施し、認定しているこの資格は、
環境省等の中央省庁、長野県、三重県等の地方自治体において、業務入札資格として認められているなど、
社会的に認められ始めている資格です。
ビオトープ管理士には「ビオトープ計画管理士」と「ビオトープ施工管理士」の2つがあり、
それぞれに1、2級が存在します。
しかし、合格率は2級で20%程度…。
地道な勉強が必要です。
2月21日(月)…資格試験に挑戦:その2
この、財団法人自然環境研究センターにより実施・認定される
生物分類技能検定1、2級には指定された参考書が存在しないため、
各自がそれぞれの文献、図鑑などを調べながら勉強しなければいけません。
しかも、1、2級からは動物部門・植物部門・水圏部門と3つの部門に分かれているため、
かなり専門的な問題も出されるようです。
その割に範囲がとても広く、まず、参考にする文献集めが大変です。
そのため、受験者は掲示板などを用いて過去問などの情報をやりとりしています。
どれだけの情報を集められるかで勝負が決まるような気がします。
2月20日(日)…資格試験に挑戦:その1
生物分類技能検定という試験があります。
こんな問題が出たりします。
これは三、四級の問題ですが、結構難しいです。
で、ビオトープに関わる人間としてなんとなく興味本位で受験してみます。
中には貝類に関する問題もあるようですが、生物に関する知識はほとんどありませんので、
かなり勉強しなければいけません。
合格できれば、生物分類の「プロ」に近づけます。
2月19日(土)…英語?のお勉強:その6
サカマキガイの学名は「Physa acuta Draparnaud」であることは先日ご紹介しましたが…、
…こいつの読み方が分かりません。
学名はラテン語なので、英和辞書には載っていませんし、
どうやら読み方を紹介されているHPもないようです。
ここは当てずっぽうで…、「フィサ・アクタ・ドラパーナウド」…?
…すごく怪しいので、ご存知の方は是非教えてください。お願いします。
つーか、Physaってギリシャ語ですか?ラテン語ですか…?
2月18日(金)…英語のお勉強:その5
やはりというべきか…。
サカマキガイの英名は「sakamakigai」ではなく、
「European Physa」でした。
「Physa」とはギリシャ語で「水泡、気泡、膨らみ」などを意味していて、
貝類の分類上では、「サカマキガイの仲間」のことを指しています。
つまり、「European Physa」を直訳すると、「ヨーロッパのサカマキガイ」です。
なんかおかしいような…?
参考文献
http://www2u.biglobe.ne.jp/~gln/15/1516.htm
2月17日(木)…貝を使って水質改善
という記事を見つけました。
この記事に出てきたイケチョウガイとは、琵琶湖・淀川水系の固有種で、
琵琶湖真珠を生み出す母貝となっています。
殻長が最大で25cmに達するなど大型の貝ですが、現存個体数は極めてわずかです。
1日に約200Lの水を浄化するということで、水質浄化の担い手として期待されています。
参考文献
http://www.pref.kyoto.jp/intro/21cent/kankyo/rdb/bio/db/sshel0010.html
http://www.biwa.ne.jp/~tt-pearl/bogai.html
2月16日(水)…サカマキガイの食害:その2
サカマキガイはスイレンの他にも、オオオニバスを食害するそうです。
しかし、本当に食べるところを確認しているのでしょうか?
これは私の仮説ですが…、
サカマキガイは植物をエサとしないということを前提にして、
スイレンとオオオニバスに共通する特徴が「浮草」であるということを加味して考えると、
「実は呼吸をするために水面に上がってきたサカマキガイが、スイレンなどにつかまっているだけ」
ではないかと考えることが出来ます。
スイレンを這っているところを確認されたために食害の犯人に仕立てられたのではないかと。
…これはあくまで仮説です。
今後の検証が必要ですね。
2月15日(火)…サカマキガイの食害:その1
サカマキガイの食害についてはあまり聞いたことがありません。
水槽内で飼っていても、水草を食害されたことはありませんし、
サカマキガイが植物をエサとするのかも疑わしいところです。
しかし、農林水産省によれば、スイレンの食害例が報告されているそうです。
参考文献
http://www.maff.go.jp/nouson/mizu_midori/page/203.html
2月14日(月)…英語のお勉強:その4
そもそも「貝」を英訳すると「a shellfish」と出てきます。
「shell」と言うのは貝殻を指し示しているので、
何となく「貝類」というより「殻類」と言っているような気がします。
「snail」という言葉もよく耳にします。
こちらの直訳は「かたつむり」です。
日本のアクアリストの間では、サカマキガイやレッドラムズホーンなど、
水槽に入れる貝、つまり淡水貝のことを指す場合が多いようです。
2月13日(日)…英語のお勉強:その3
ちなみにやはりというべきか、「ヒメタニシ」は「HIME-TANISHI」
「カワニナ」は「KAWANINA」でした。
そりゃ在来種だからそのままですね。
牡蠣の代表種「マガキ」は「Japanese oyster(Giant pacific oyster)」です。
そういえば、オイスターは有名ですね。
アワビの代表種「エゾアワビ」はそのまま「Ezo Abalone」というらしいです。
とはいえ、もともとエゾアワビは黒アワビ(Disk Abalone)の北方種ですので、
そうした英名を持っているかどうかは謎です。
2月12日(土)…英語のお勉強:その2
サカマキガイの英名を知りたかったのですが、なんとそのまま「sakamakigai」でした。
ホントでしょうか…?
まぁ、関西学院大学さんのいうことを聞いておこう。
原産はイタリアのはずなんですけれどね…。
でも「sakamakigai」で検索しても海外のHPは引っ掛からず。
もしかしたら、海外では学名で扱われているのかもしれません。
というより、世界中で探してみても貝の研究をされている方ってそれほど多くないのかも。
その証拠…になるかどうかは分かりませんが、
サカマキガイの学名「Physa acuta Draparnaud」でイメージ検索しても7件ほどしか出てきません。
…なんだかなぁ。
2月11日(金)…英語のお勉強:その1
ナメクジは英語で「slug」といいます。
「slug」の意味としては「行動ののろい人」という意味があるようです。
ぴったりですね。
で、ウミウシは「sea slug」といいます。
ウミウシは海のナメクジです。
確かに似ています。
直訳そのままで「sea cow」とはいきませんでした。
ちなみに、この人が扱っているのは「slag」です。
2月10日(木)…いろいろ調べました:その3
ウミウシ編では、無駄に分類表を作ってみました。
ウミウシにはこれだけの種がいる、ということと、
種によって生態が異なる、ということを書きたかったためです。
書き始める前から、ウミウシの種は豊富だろうなー、という予測はついていました。
この広い海の中で、あの程度の移動性能しか持たない生物であれば、
それはつまり、種の独立性が高くなり、様々な生息環境に合わせて進化していくことによって、
その生物の種が豊富になるということを意味しています。
ウミウシの仲間には入りませんが、
海の妖精クリオネも流氷の下で独自の進化を遂げた生物であるといえます。
関係ありませんけれど…、
すっかり有名になった、クリオネの食事風景ってスゴイですよね…。
2月9日(水)…いろいろ調べました:その2
ナメクジ編では、ナメクジが農作物に対して食害を起こす、
つまり、ナメクジは植物をエサとしていると書きましたが、
実際にナメクジがエサとしているのは、植物だけではないと考えています。
ナメクジの仲間である陸生巻貝には、植物以外のものをエサとしているものもいますし、
私自身がナメクジが植物以外のものを食べている様子を確認しているためです。
(それが何なのかはあえて書きませんけれど…。)
おそらく、一般的にナメクジが植物をエサとしていると思われているのは、
ナメクジによる食害が大きく取り上げられているから。…何となくそんな気がします。
2月8日(火)…いろいろ調べました:その1
ここ1週間のうちに、
愉「貝」な仲間たち! ナメクジ編と、ウミウシ編を立て続けに追加しました。
どちらも殻のない貝類です。
進化していくにつれて、殻を退化させていきました。
進化の途中で殻のあるものと無いものに分かれたのではありません。
一度殻を身につけた後、殻が不要だと判断したものたちがいる、ということです。
今でも、一部のナメクジの体内には殻の痕跡が残っています。
こういった進化の過程は、実に興味深いですね。
そして、相変わらず種は多いです…。(移動性能に欠けますから…)
2月7日(月)…サカマキガイの駆除方法:その5
生物を用いた駆除方法の欠点として、
その生物自身が増えてしまう可能性が挙げられます。
エサ…つまり、駆除対象にしている生物は大量にいるわけですし、天敵がいるわけでもありません。
つまり、その生物自体が駆除対象になることもありえます。
ヒメツメガエルの場合、「サカマキガイを駆除しようとしたら、オタマジャクシが増えた」
なんていう状況もありえます。
水槽レベルでのサカマキガイの駆除であれば、
天敵の投入は、まず単体から始めましょう。
2月6日(日)…サカマキガイの駆除方法:その4
生物を用いたサカマキガイの駆除方法として最もオススメなのが、
ヒメツメガエルを用いた方法です。
ヒメツメガエルは体長3cm程のカエルで、完全な水中生活型です。
グッピーの稚魚などあまりに小さい魚であれば食べる可能性がありますが、
混泳をそれほど心配する必要性はないようです。
また、サカマキガイのような小さな貝だけでなく、その卵も食べてくれるらしいので、
サカマキ駆除には最も効果的な生物です。。
参考文献
http://www.geocities.co.jp/AnimalPark/5164/qanda2.5.html
http://homepage3.nifty.com/daima/f_reco04.htm
2月5日(土)…サカマキガイの駆除方法:その3
生物を用いてサカマキガイを駆除する方法ではどうでしょうか。
アベニパファーなどのふぐ。
アノマノクロミス・トーマシィなどがサカマキガイを食べるようです。
アベニパファーは、体長2〜3cm、値段も300〜500円と非常に入手しやすい熱帯魚です。
しかし、気が荒いため、他の魚にも噛みついたりするので混泳には向いていません。
アノマノクロミス・トーマシィは、エンゼルフィッシュの仲間で、寿命が7年ほどと長生きできる種です。
やはり、気が荒いために混泳には向いていません。
参考文献
http://www.geocities.co.jp/AnimalPark/5164/qanda2.5.html
http://www5f.biglobe.ne.jp/~hosio/aqua/sakana/sakana.htm
2月4日(金)…サカマキガイの駆除方法:その2
昨日紹介した駆除方法は…
…なんだか薬品漬けですね。
確かに私の実験結果でもそれに近い値で活動が鈍くなったり、死んだりしていました。
でも、その水はどうするのでしょう?
かなり汚れた水です。
そんなわけで、私の考える一番効率的なサカマキガイの駆除方法は、
「溶存酸素を減らして水面で回収」です。
ま、余裕があればですね。
2月3日(木)…サカマキガイの駆除方法:その1
サカマキガイによる人間への悪影響の一つとして、
浄化槽で繁殖したサカマキガイによって、浄化槽の機能が低下する場合があるそうです。
そのときの駆除剤として用いるのは「硫安」と呼ばれる窒素肥料。
この硫安を約0.5kg/m3投入して、アンモニア態窒素濃度で100mg/L以上を保ちます。
さらに消石灰を入れてpH8.5以上にしておきます。
この方法で貝の駆除は出来るそうです。
しかし、貝だけでなく壁面についた卵も駆除しなければなりません。
卵の駆除には、硫酸銅(5H2O)を約1g/Lと展着剤を適量投与します。
1〜2ヶ月後にサカマキガイが見られなくなったら駆除成功です。
参考文献
http://www4.ocn.ne.jp/~joso/sakamaki2.htm
2月2日(水)…移入種:その15
日本の侵略的外来種ワースト100
というものがあります。
有識者と呼ばれる方々が選定したそのリストを見ると、
どうやらサカマキガイも含まれているようです。
「競合」「駆逐」がその選定理由。
確かに、閉鎖域においてエサは有限なのだから、
それをめぐっての競合・駆逐はあり得るかもしれません。
主にモノアラガイの住処を奪っている、と文献にはあります。
しかし、サカマキガイ自体に危険性はありません。
少なくとも人間にとっては有害じゃないような気がしますけれど…。
2月1日(火)…移入種14
今回の「特定外来生物」の選定には、
「固有生物の捕食・競合・遺伝子攪乱等の生態被害、
噛みつき・毒などによる人の生命・身体への被害、
農作物の食害等の農林水産業への被害を及ぼす侵略的な外来生物」
という選定基準があります。
今回選定された生物は第一陣で、
今後、選定される生物は更に増えていく予定です。
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