でいりー"貝"議録!


1月31日(月)…移入種13

本日、環境省より「特定外来生物」の第1陣の指定リストが発表されました。
指定種は、特定外来生物被害防止法(外来生物法)に基づき輸入や移動などが禁じられます。
違反した場合、法人は1億円以下の罰金、個人は3年以下の懲役か300万円以下の罰金が科せられます。
今回、指定された生物は以下の通りです。

ほ乳類 タイワンザル、カニクイザル、アカゲザル、アライグマ、カニクイアライグマ、
ジャワマングース、クリハラリス(タイワンリスを含む)、トウブハイイロリス、
ヌートリア、フクロギツネ、キョン
鳥類 ガビチョウ、カオグロガビチョウ、カオジロガビチョウ、ソウシチョウ
は虫類 カミツキガメ、グリーンアノール、ブラウンアノール、ミナミオオガシラ、
タイワンスジオ、タイワンハブ
両生類 オオヒキガエル
魚類 オオクチバス、コクチバス、ブルーギル、チャネルキャットフィッシュ
昆虫類 ヒアリ、アカカミアリ、アルゼンチンアリ
無脊椎動物 ゴケグモ属の4種、イトグモ属の3種、ジョウゴグモ科の2属全種、
キョクトウサソリ科全種
植物 ナガエツルノゲイトウ、ブラジルチドメグサ、ミズヒマワリ


1月30日(日)…貝の殻は:その7

貝殻を焼き、「貝灰」と呼ばれる灰にすると、壁塗りに用いられる漆喰の材料となります。
これは昔からの技法ですので、「再利用」に関する先人の知恵がうかがえます。
その「貝灰」の多くは、徳島県に移出されています。
それは、徳島県が昔から「藍」の本場だったからです。
貝灰は、水溶性でない青藍を可溶化させ、布に染色する工程で利用されています。
藍染めにとって、貝灰はなくてはならない存在なのです。

参考文献
http://www.pref.mie.jp/BUNKA/TANBO/hakken/page2.htm

1月29日(土)…貝の殻は:その7

唐突ですが、消しゴムの原料ってご存知でしょうか。
合成ガムやプラスチック、油、そして、炭酸カルシウムが原料となっています。
つまり、貝殻は消しゴムの原料にすることができます。
貝殻を粉末にしてしまえば、後は普通の消しゴムと作り方は一緒です。
すでに様々な文具メーカーで商品化されています。
…で、ここで紹介した会社曰く、

「紙をいためずよく消シェル!」

…だそうですよ。

参考文献
http://www.seedr.co.jp/kankyo/kankyo2.html

1月28日(金)…貝の殻は:その7

しゅんせつ土の固化剤に利用するという方法もあります。
「しゅんせつ」とは、
「港湾や河川などの水深を深くするために、底の土砂を取り除くこと」
をいいますが、水底から取り出した「しゅんせつ土」には水分が多く含まれているため、
従来であれば、再利用方法が限定されていて、陸上での処分にも高いコストがかかっていました。
しかし、貝殻を原料とした固化剤を混入することによって、有害物質を排出せずpHを中性に保ったまま、
強度・耐久性を維持することが実験の結果確かめられました。
これにより、覆砂材や干潟造成材として再利用することが可能であるとされています。
貝殻だけでなく、しゅんせつ土も併せて再利用できるすばらしい方法です。

参考文献
http://www.eic.or.jp/news/?act=view&serial=5045
http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%A4%B7%A4%E5%A4%F3%A4%BB%A4%C4&kind=jn&mode=0&base=1&row=1

1月27日(木)…貝の殻は:その7

炭酸カルシウムは硫黄を吸着する性質を持っているため、
火力発電プラントや焼却炉の燃焼ガスに含まれる硫黄酸化物の吸収剤に利用されています。
通常の湿式脱硫装置では、山から採取した石灰岩を砕いて利用しています。
しかし、資源は有限です。
貝殻による脱硫には、コスト面や衛生面で改善する点はあるものの、
こうした再利用を積極的に行っていくべきです。

参考文献
http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=2796

1月26日(水)…貝の殻は:その6

変わった再利用の方法としては、
ホタテの貝殻を内装材や塗装として再利用する方法があります。
「チャフウォール」と名づけられたこの壁材は、
抗菌性や吸放湿性、防火性に優れ、消臭効果も持っています。
化学物質を使っていないため、有害物質を一切発生させず、有害化学物質を吸着・分解するなど、
シックハウス症候群を抑える機能をもっています。

参考文献
http://www.j-chaff.com/chafwall.htm

1月25日(火)…貝の殻は:その5

卵の殻を肥料として使っているのと同じように、
貝の殻も肥料として利用することができます。
細かく粉砕し、土とよく混ぜることによって土にカルシウムを供給できます。
一般的に、植物は中性の土壌を好みますが、日本の土壌は酸性を示すそうで、
こうしてカルシウムを供給することで土壌が中性になり、
土壌のpHを改善する効果があります。

参考文献
http://www.ktv.co.jp/ARUARU/search/arukai/kai5.htm

1月24日(月)…貝の殻は:その4

貝の殻には、再利用の方法がいくつかあります。
カキやアコヤガイの殻を汚水処理場で担体として使う「カキ殻接触浄化法」などは面白そうです。
カキの殻を粉砕せずに使えるため、余計な手間が掛かりません。
カキが生きていた時に付着していた微生物を取り出し、仮死状態にし、
それらを汚水と共に添加することで、カキ殻に微生物が定着し、水質浄化が行われる方式です。
カキの殻は、担体になると同時にpH調整剤にもなります。
この方法で、BODやCOD、大腸菌を大幅に削減できるそうです。
薬品による消毒を必要とせずに処理水を放流できるため、環境にやさしい浄化法であると言えます。

参考文献
http://wwwsoc.nii.ac.jp/msj5/annual_meeting/2001resume/2001-P-21.htm
http://wwwsoc.nii.ac.jp/msj5/annual_meeting/2002resume/2002-14.htm

1月23日(日)…貝の殻は:その3

貝の殻が炭酸カルシウムで出来ているのをいいことに、
酸性の体液を貝にかけて殻を柔らかくし、歯で穴を開けて捕食してしまう生物が存在します。
それは「ツメタガイ」という貝です。
自分も貝のくせに…。
カタツムリのような形状をしているこの貝はアサリの天敵であり、
その食害は、アサリ資源の減少に大きな影響を及ぼしています。
殻に穴を開けるスピードはさほど早くありませんが、
殻の薄い部分を狙って溶かす、という効率のいい狩りをしているようです。
愛知県水産試験所漁業生産研究所の研究結果によると、ツメタガイが1平方メートル当たりに10匹分布すると、
漁場全体(2km2)の被食被害は1日あたり4〜50トンであると推定されています。

参考文献
http://mirabeau.cool.ne.jp/shiohigari/teki2.html
http://ss.nrifs.affrc.go.jp/seika/h08/nrifs96111.html

1月22日(土)…貝の殻は:その2

その他、炭酸カルシウムで出来ているものとして、
チョークや石灰岩、サンゴなども炭酸カルシウムで出来ています。
そういえば、鍾乳洞付近には、多数の貝が生息しているという文献も読んだことがあります。
炭酸カルシウムが豊富な場所では、殻の形成を促進され、成長を助長しているのでしょうね。

1月21日(金)…貝の殻は:その1

炭酸カルシウム(CaCO3)で出来ているそうです。
貝類全種がそうなのかは分かりません。
悲しいことに、私はそれを調べる術を持っていないので…。
炭酸カルシウムの特色として、酸と反応すると二酸化炭素を排出することが挙げられます。
つまり、酸性の水質中において貝殻は少しずつ溶け出しているわけです。

貝は殻を形成するために莫大なエネルギーを消費しているものと考えられます。
いくら殻を作っても溶け出してしまう環境では、生息が困難になることでしょう。
貝を飼うならアルカリ性の水質の方が良さそうです。(…後ほど検証してみます)
1月20日(木)…ノロウイルス:その13

ノロウイルスの感染が爆発的に増えてしまう要因として、
ノロウイルス自体が二次感染しやすいウイルスであることが挙げられます。
それは、一般的な塩素系の消毒剤が効かず、乾燥に強いため、
エアロゾル化して空気中に飛散し、空気感染を引き起こしやすいためです。
また、一般的な食中毒の原因菌の場合には、
菌100万個が口から摂取されないと感染しないのに比べ、
ノロウイルスの場合、菌100個で感染できる強い感染力を持っています。
ノロウイルス感染者の糞便1gに含まれる菌は約100万個とされているため、
予防・対策をしっかり取らなければ、感染が拡がってしまうのは避けられません。

参考文献
http://health.nikkei.co.jp/column/3cl/index.cfm?i=20040616h8001h8

1月19日(水)…ノロウイルス:その12

通常、一度あるウイルスに感染すると、体内ではそのウイルスに対する免疫抗体が作られるものです。
予防接種はその原理を利用しています。
そして、それはこのノロウイルスの場合も例外ではありません。
一度感染すれば抗体ができ、耐性ができます。
発展途上国では、子供の頃から感染していることが多いため、
免疫抗体を持つ人の割合が高いそうです。
また、アメリカでは年齢と共に抗体を持つ割合は増えていき、
18歳の人で免疫抗体を持つ人の割合は50%とされています。
しかし、この免疫抗体は永久的なものではありません。
数ヶ月から一年程度耐性は維持しますが、その後はあまり役に立たず、
半年から2年経過すると再感染することもあります。

参考文献
http://www.eiken.city.yokohama.jp/infection_inf/srsv1.htm

1月18日(火)…ノロウイルス:その11

「ノロウイルスの迅速診断法を開発」
という記事が出ていました。
今までの診断には、電子顕微鏡や遺伝子診断でを用い、特別な技術と長い時間を必要としていましたが、
この方法は簡易で、迅速な診断が出来るそうです。
実用化にはまだ時間がかかるようですが、
診断にかかる無駄な手間を省くことで、二次感染を抑える効果が期待できます。
1月17日(月)…ノロウイルス:その10

「若い人はノロウイルスにかからないものだと思っていた」
と地元の友人が話していました。
最近のニュースで取り上げられている事件が、老人介護施設での集団感染で、
お年寄りを中心に亡くなっているため、このような誤解が生じたのだと思われます。
勿論、若い人でもノロウイルスに感染します。
健康で免疫力の強い人の場合、それが死に至るまでは悪化しないために大きく取り上げられないだけです。

しっかりとした知識を持ちましょう、というお話でした。
1月16日(日)…ノロウイルス:その9

最近、ここでノロウイルスネタを書いているためか、巷でノロウイルスが流行っているためなのか、
ノロウイルス関連での検索ワードで、私のHPに来られる方が多くなりました。
「ノロウイルスって何?」
と、突然現れた新種のウイルスに関心を持たれる方が多くなっているようです。
実際、私もつい先日までは知りませんでしたし…。
…で、
ここで紹介している内容が、全然大したことなくホント申し訳ありません。
取り上げている話題は自分自身の勉強として調べていますので、不十分な点が多々あります。
むしろ、多くの方の目に触れることで、無言のプレッシャーを感じ、
できる限りよいものを書こうと、身が引き締まる日々です…。
1月15日(土)…ノロウイルス:その8

通常、カキは数十秒間のオゾン水殺菌をうけた後、出荷されていきます。
オゾンを用いた殺菌法は、ノロウイルスを不活化にする方法として有効です。
特に、蓄養水中に浮遊しているノロウイルスの不活化するには効果があります。
しかし、カキによるノロウイルスの感染を防ぐには、
それと同時にカキが体内に蓄えたノロウイルスを不活化することも必要です。
その場合、ノロウイルスの不活化と共に、オゾン濃度とカキの生存などの検討を進めていき、
新しい技術体系を確立していく必要があるようです。

ふかつか【不活化】
本来の働きを失わせること。

参考文献
http://www.aist.go.jp/aist_j/aistinfo/aist_today/vol04_03/vol04_03_topics/vol04_03_topics.html
http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%C9%D4%B3%E8%B2%BD&kind=jn

1月14日(金)…ノロウイルス:その7

ノロウイルスの感染状況(過去5年分)
平成10年 平成11年 平成12年 平成13年 平成14年
感染発生件数 123 116 245 269 268
感染患者数 5213 5217 8080 7358 7961

このように、発生件数は年々増加しています。
また、表からは発生件数に対して患者数が多いことも読み取れます。
これは、家庭や施設などでの集団感染が多いためです。

これ以上の感染拡大を防ぐためにも、
今回の一連の事件を基に、各個人がノロウイルスに対する予防法・対策を知っておくべきです。

参考文献
http://maruyamakai.ailesys.co.jp/kusuri_20.html

1月13日(木)…ノロウイルス:その6

ノロウイルスの流行地は日本だけではありません。
アメリカ、イギリス、ニュージーランド、オーストラリア、
フランス、スペイン、オランダ、アイルランド、スイス、
など、世界各国に渡っています。
日本では一年間に約30000名が食中毒になりますが、
そのうちの3割に当たる、8000人がノロウイルスの感染によるもので、
食中毒の原因菌としてはトップになっています。

参考文献
http://maruyamakai.ailesys.co.jp/kusuri_20.html

1月12日(水)…ノロウイルス:その5

もし、ノロウイルスに感染した場合、
現時点では抗ウイルス剤がないため、対処療法に頼ることになります。
まず、十分な水分摂取と睡眠をとることが重要です。
また、下痢などがひどい場合には、整腸剤や点滴による電解質補給などが必要になります。
更に二次感染を防ぐためにも、周囲の人はマスク・手袋などを着用し、
嘔吐物や糞便の処理の際には、次亜塩素酸ナトリウムを用いての消毒を心がける必要性があります。

参考文献
http://www.city.hiroshima.jp/shakai/eiken/kan_center/k_topics/noro/noro.htm
http://www.forth.go.jp/keneki/nagoya/nonovirus.htm

1月11日(火)…ノロウイルス:その4

現時点において、ノロウイルスに対するワクチンは存在しないため、
発症を予防するしか手立てはありません。
まず、生牡蠣を食する際にはそれなりの覚悟をするべきです。
それは、生牡蠣を提供する店側にも同じことが言えます。
また、カキの表面だけを洗っただけではウイルスは洗い流されません。
カキの内臓の中腸腺と呼ばれる黒褐色した部位にウイルスは存在していますので、
出来る限り取り除いて調理した方がよいと思われます。
そして、最も感染のリスクを低くする方法は、よく加熱して調理することです。
その際は、中までしっかりと火を通してください。
更に、カキを調理したまな板、包丁などの調理器具も熱湯消毒してください。
調理後の手の洗浄・消毒も忘れずにすることです。
そうすることにより二次感染を予防できます。
消毒には「次亜塩素酸ナトリウム」を用いるとよいとされています。

参考文献
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html

1月10日(月)…ノロウイルス:その3

感染経路としては、その多くが経口感染です。
加熱されていない二枚貝(カキなど)を食べたり、
調理者がウイルスに感染しており、その調理者が十分な手洗いなどをせずに調理した食品を食べるなどして感染します。
また、感染者の嘔吐物、糞便などから二次感染する場合もあります。
その場合、嘔吐物が乾燥するなどしてウイルスが空気中に舞うことがあります。
そうなるとウイルスは空気感染してしまうため、感染者が爆発的に増えてしまう危険性があります。
更には、ヒトからヒトへの直接的に感染ケースもあるといわれており、
感染を止めるには、徹底した検査・対応が必要になります。

参考文献
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html
1月9日(日)…ノロウイルス:その2

昨日お伝えした事件は、やはり「ノロウイルス」が原因であることが判明いたしました。
しかも、この広島県福山市の事件だけでなく、
現在、全国的にその脅威を拡げています。

ノロウイルスは、直径30nm(1nmは1mmの百万分の一)前後のウイルスの総称で、
通常24時間から48時間の潜伏期を経て症状が現れ、ほとんどが3日以内に回復します。
食品中に含まれるノロウイルスを検出することは難しく、
そのため、ノロウイルスに対する安全基準というものを作ることができません。
ノロウイルスは、日本の紋章では篭目(かごめ)、欧米では「ダビデの星」とも呼ばれる形をしています。
電子顕微鏡で撮影したノロウイルス画像

参考文献
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html
http://www.city.yokohama.jp/me/eisei/kensajo/saikin/virus.html
1月8日(土)…ノロウイルス:その1

今日の記事より。

7人もの死亡者を出してしまったこの事件は、
いまだ原因が解明されていませんが、「ノロウイルス」が原因ではないかと疑われています。
愉「貝」な仲間:カキ編でも紹介したこのウイルスですが、
11月から感染例が増え始め、1・2月にピークを迎えるそうです。
やはり、その時期の旬である「カキ」を生食することが多くなるためだと思われます。
感染すると、発熱・下痢・嘔吐などの症状が現れますが、
過去にノロウイルスが原因での死亡例はないとされています。
しかし、ノロウイルス自体が認知され始めたのが近年であるため、
「過去の死亡例がない」という報告は、あまり参考にできません。
まして、今回のように抵抗力の弱い高齢者などに感染した場合はなおさらです。
1月7日(金)…モノアラガイ?

だいぶ前に「モノアラガイ」で検索をしたところ、こんなサイトを見つけました。

…さて、
この貝ホントに「モノアラガイ」でしょうか?
「モノアラガイ」の特徴をご存知なら分かるかと思いますが、
あのサイトで紹介していた貝、あれは実は「サカマキガイ」です。
確かに混同しやすい2種です。
しかし、あのサイトの主は…。

プロでもそういうことがあるのです。
まして素人では…。(注:私が間違えてもあまり批判しないでくださいね、というメッセージ)
1月6日(木)…貝類学会というものがあります

実はなかなかの歴史をもった学会です。
…で、大会プログラムから発表内容などを見せていただくと、
「DNA」に「ミトコンドリア」…って…。
なんかすごいです。
とても手が届きません。
こっちは解剖すら満足に出来ないというのに。(タニシの殻割りは得意ですが…)
しかし、プログラムの中からいくつか興味がある内容を見つけることができました。
…「既往の研究」もちょっと参考にしてみます。
1月5日(水)…タニシの生殖機能:その3

タニシ以外にも異型精子を持つ生物は存在します。
軟体動物の多くが異型精子を持っていますし、
ショウジョウバエやムカデも持っています。
更にはマウス、ラットなどのげっ歯類、
ゴリラなどの霊長類も異型精子を持っています。

…つまり、
タニシと同じような異型精子をヒトも持っているということです。

全ての精子が正型精子である生殖機能と、異型精子入りの生殖機能。
後者のように、精子の働きを分けて効率的に受精できた方が優れた生殖機能といえるのかも知れません。
タニシもなかなかやりますね。

参考文献
http://bios.sakura.ne.jp/gf/2000/tanishi.html

1月4日(火)…タニシの生殖機能:その2

昨日紹介した、異型精子には何種類かパターンがあります。
核がない、無核精子。
核の一部を欠く、貧核精子。
核物質が過剰に存在する、多核精子。
があります。

<核>
真核生物の細胞内にあって、核膜に包まれ、遺伝物質を内蔵する球状構造のもの。
主に DNA とタンパク質との複合体から成る。
一から数個の核小体をもち、細胞の再生と生存に不可欠。

…で、
これらの異型精子には受精能力がないのですから、全く無駄なものかというとそうでもありません。
実は、これらの異型精子は、
「正型精子が受精できるよう手助けをする」
「他のオスの精子が入ってくるとそれらを邪魔し、受精するのを防ぐ」
といった働きを持っているそうです。

参考文献
http://bios.sakura.ne.jp/gf/2000/tanishi.html
http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%B3%CB&kind=jn&mode=0&base=11
1月3日(月)…タニシの生殖機能:その1

タニシのオスは右触覚が曲がっています。
こちらで確認してもらうと分かりやすいかと思います。

…で、
実は、タニシの精子には2種類あります。
一方は、もちろん受精するための精子。
そして、もう一方は受精能力のない精子です。
前者を正型(正常)精子、後者を異型(異常)精子と呼ぶそうです。
そして、異型精子は正型精子の2倍近くあるそうです。

…ちなみに、このようなタニシの精子に関する研究を
1961年、奈良県立医科大学で、あの手塚治虫が博士論文にしています。

参考文献
http://www.pref.okinawa.jp/okinawa_kankyo/shizen_hogo/rdb/sp_data/o-01362.html
1月2日(日)…陸生巻貝:その7

今日はエサに関する考察です。
様々な文献の中でいくつか、卵の殻をエサとして与えるとよい、と書いてある文献がありました。
カルシウム分が殻の成長を助長するのだとか。…与えなくてもちゃんと育ってますけれど…。
そもそも、自然界で「カルシウム分」って何で補充しているのでしょう。
石や岩に含まれているとは思いますけれど、陸生巻貝の移動能力の低さから考えると、
これらのキセルガイたちは普段からそういったものにありつけているのでしょうか。
落ち葉や、様々な微生物なら分かりますけれど。
まぁ、逆に、飼育容器内で与えられるエサが栄養面で偏っていることは確かですが…。

…今現在、
これらの陸生巻貝たちが生息する環境の中で、最もカルシウム分を得やすい媒体って、
実はコンクリートだったりするんでしょうね。
う〜ん、それって自然界かなぁ…。
1月1日(土)…陸生巻貝:その6

新年です。

…ここはあんまり関係ないですけれどね。

私の飼育している陸生巻貝が産んだ唯一の稚貝は、今こんなんです。(画像中心)



りっぱな成貝ですね、もはや。
一ヶ月半前はこのくらい



だったことを考えると、相当な成長スピードです。
親貝たちと比べると、若干殻に赤みを帯びているような気がします。
やはりエサの影響でしょうか。

このキセルガイの1種はとにかく丈夫です。
飼育を開始してからまだ1匹足りとて死んでいません。
…その反面うまく繁殖してくれないんですけれど。

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