でいりー"貝"議録!
10月31日(日)…もう、「貝の寄生虫について」っていうタイトルにしたほうがいいんじゃないか
肝蛭は肝蛭属に属し、雌雄同体で、成虫(親虫)は扁平、
柳葉状で、暗赤色ないしはピンク色です。
寄生部位は胆管で、大きさは2〜5cmですが、宿主の大きさや虫齢に左右されます。
日本のウシには、欧州、米国本土などに分布する肝蛭(Fasciola hepatica)と
ハワイ、アフリカなどに生息する
巨大肝蛭(F. gigantica)が寄生していると考えられています。
増幅動物である中間宿主(intermediate host)は
比較的水がきれいな水田、小川、池などに生息するヒメモノアラガイです。
1匹のミラシジウム(※注)が貝に侵入すると、
約1ヶ月後には100匹以上のセルカリアとなって貝から水中に泳ぎ出ます。
セルカリアは稲、セリ、クレソンなどの植物の茎や葉に付着し、
尾部を切り離して被嚢し、メタセルカリアになります。
メタセルカリアの多くは水面直下に見られ、
こうして植物とともに終宿主(final host)の反芻動物などに食べられるのを待っています。
※注釈:肝蛭は何度も形態を変えるため、このように呼び方が変化します。
参考文献
http://ss.niah.affrc.go.jp/disease/kantetu/kantetu.html
10月30日(土)…ちょっとお休み、どころじゃなくなってきたけれど
<かんてつ 【肝蛭】>
吸虫の一種。
体長二〜三センチ、体は平たい楕円形で、前端が円錐形に突出している。
虫卵は水中で孵化(ふか)し、中間宿主のヒメモノアラガイに侵入。
成長すると水草に付着し、これを食べた牛・羊・豚・馬などの胆管に至って成虫となる。
人間にも寄生し、腹痛・嘔吐や黄疸(おうだん)などの症状を呈する。
肝蛭と巨大肝蛭の二種類があります。
前者は主にヨーロッパ、オーストラリアなどに分布し、
後者は主にアジア、アフリカ、ハワイなどに分布しています。
成虫も虫卵も後者の方が大きいようです。
治療法としては、ビチオノールの投与が極めて有効とされています。
参考文献
http://www.nurs.or.jp/~academy/igaku/u/u32.htm
10月29日(金)…「貝の各部名称」はちょっとお休みして:その5
今日も寄生虫のお話。
野生動物にとって寄生虫は迷惑な存在であり、
寄生の過程で余計な害を与えることもあるのですが、
宿主に大きなダメージを与えない程度に
栄養をもらい細々と生きている寄生虫が多いようです。
むしろ、寄生虫を全て悪いものと考えることはできず、
「チンパンジーの回虫を駆除したら花粉症になってしまった」
という実験結果がある程です。
科学的に解明されているわけではありませんが、
実験的・経験的にはサナダ虫を含む多くの寄生虫が
宿主のアレルギーを抑える働きをするようです。
人間もチンパンジーも同じ霊長類なので、
アレルギーに関しては同様であると考えられます。
事実、寄生虫保有率の低下とともに、
花粉症やアトピー患者の数は増加しているという結果も出ています。
参考文献
http://wing.zero.ad.jp/~zbd88323/pc/p001.html
10月28日(木)…「貝の各部名称」はちょっとお休みして:その4
<中間宿主>
(ちゅうかんやどぬしorちゅうかんしょくしゅ)
寄生虫が幼生と成体とで宿主を変える場合、幼生時の宿主をいう。
例えば、肝蛭(かんてつ)はヒメモノアラガイが中間宿主で、ウシ・ヒツジなどが最終宿主。
<寄生>
広義の「共生」の一形態。
ある生物が他の生物の体内に侵入したり体表に付着して、
栄養分を吸収したり生息場所を得ること。
前者を「内部寄生」、後者を「外部寄生」という。
寄生する生物を「寄生者」、
寄生される生物を「宿主(やどぬし)」または「寄主(きしゅ)」と呼ぶ。
寄生虫の中には、一生のうち一時期だけ寄生する「一時寄生」、
一生を同じ宿主に寄生する「定留寄生」、
2種以上の宿主を必要とする「異種寄生」がある。
よーするに、中間宿主を必要としている寄生虫は
「異種寄生」な寄生虫なわけです。
さて、この話、明日からもさらに詳しくご紹介していきます。
参考文献
http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%C3%E6%B4%D6%BD%C9%BC%E7&kind=jn
http://www.eic.or.jp/ecoterm/?act=view&serial=600
10月27日(水)…「貝の各部名称」はちょっとお休みして:その3
昨日までの幼虫話に関連してはいないけれど、
大抵の貝類は、寄生虫の中間宿主になっています。
サカマキガイは、肝蛭(カンテツ)などの吸虫類の中間宿主ですし、
カワニナは、肺吸虫の中間宿主です。
また、タニシも肝吸虫の中間宿主となっています。
さて、明日からは今日出てきたキーワード、
「中間宿主」とそれぞれの寄生虫について詳しくご紹介していきましょう。
(アレ?貝の各部名称は…?)
10月26日(火)…「貝の各部名称」はちょっとお休みして:その2
またまた昨日の幼虫話。
昨日の幼虫は「川の生物図典」を観る限り、
どうやら、チョウバエ類の幼虫のようです。
確かに、図典に掲載されているチョウバエ成虫に似た虫が
研究室内を飛んでいるのをよく見かけます。
ちなみに、チョウバエの幼虫も成虫も人に危害を加えることはなく、
むしろ、幼虫の方は有機物浄化の担い手であって、
散布ろ床法等の浄化施設には重要とされているそうです。
ほほう、すごいやつなんだなぁ。
…と感心しつつも、
やはり、幼虫・成虫共にキモイので、
とりあえず今日もチョウバエ駆除な日々です。
10月25日(月)…「貝の各部名称」はちょっとお休みして
今日、陸生巻貝の飼育容器を確認してみたら、
うじゃうじゃしていました、なんだかよく分からない幼虫。
んで、みんなうねうねしています。
ギャー!と絶叫したくなります。
貝の繁殖って女性にはできないだろうなぁと思ったりもします。
ちなみにその幼虫ってのがコレです。

拡大画像もご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
まぁ、うまく飼育容器内に侵入したものです。
この幼虫が貝の外敵となるのかは分かりませんが、
とりあえずキモイので、見つけ次第排除です。
…でも、
これから何百匹と発生しちまうのかなぁ…。
10月24日(日)…貝の各部名称:その4
ついでに日曜の分も更新です。
そうそう、貝の体長を「殻高」ということは以前ご説明しましたが、
貝の幅は「殻径」または「殻幅」というらしいです。
…ちなみに、
昨日の写真のサカマキガイは殻高6mm、殻径4mm程です。
成貝の中ではやや小さめなサイズです。
10月23日(土)…貝の各部名称:その3
分かりづらいので、画像を使ってご説明します。

赤丸で示したのが内唇。
青丸で示したのが外唇です。
……。
多分、これで合っています。
なんか、貝の各部名称について、
懇切丁寧に解説してくれているサイトがないので、
そのうち自分でまとめたいです。
そのときは用語"貝"説にも掲載していきましょう。
…でも、
これって地味に大変な作業なんですよねぇ…。
10月22日(金)…貝の各部名称:その2
さて、昨日に引き続き
貝の各部名称の紹介です。
え〜と…ナニナニ…。
貝の口の内側でなんかピローンとなっているところを
内唇(ないしん)といって…、
外側の口の方を外唇(がいしん)と言うらしい。
ははぁ、なるほど。
殻の巻き方の逆側に内唇がくるわけだなぁ。
…これじゃ全然わからないね。
明日にでも貝の写真かなんか載っけてご説明します。
おまけ:モノアラガイも肺呼吸らしいです。
10月21日(木)…貝の各部名称:その1
一昨日の殻高を調べたときのことですが、
その「殻高」の説明文として、
「頂上(ら頂)から水管こうの先までの,巻き軸にそった最大の長さ」
とありました。
「頂上」は何となく分かります。
殻のてっぺんのことでしょう。
だとすると「水管こう」っつーのは口側の先のことか…?
…そうなんです。
今までは貝の各部の名称なんて気にしていませんでした。
しかし、この日記を契機に学習していこうと考えています。
というわけでとりあえず「ら頂」から調べてみることに。
え〜と…。
コレ、いきなり出ませんね。
検索で引っ掛かるのがコレを掲載しているページとあと貝とは関係のないページのみ。
…これは怪しい。
調べた結果、殻の頂上は「殻頂」と言うらしいです。
読み方は「かくちょう」
んで、「水管こう」は漢字でかくと「水管溝」
読み方は「すいかんこう」です。
部位はやはり口側の先のことでしたね。
おっと、1日分にしては長すぎた!
もっと小出しにしないとネタに詰まります。
というわけで今日はこの辺で。
貝の各部名称編、まだ続きます。
10月20日(水)…シマイシビル
蛭は貝の天敵だと聞かされ、(誰からだったか…?)
本当に蛭が貝を捕食するのか検証を始めたのが、今から約2ヶ月ほど前。
蛭とサカマキガイを同容器内で飼育し、その様子を観察しました。
そして、今では仲良く共存しています。
……。
おいおい!話が違うじゃん!
全然食ってねえし!
(注:貝の死肉は食べていました。)
ちなみに検証に用いたのはシマイシビルという蛭なのですが、
様々調べてみたところ、やはりこいつは貝を捕食しないらしいです。
あるサイトでは、「貝を主食にしている」って書いてあったのに。
…ふぅ、なんか無駄だったなぁ。
10月19日(火)…殻高
実は昨日まで中間発表の概要に「貝の体長は〜」って書いていました。
うっかりです。
まぁ、なんとなく不自然さはないのですが、
実は貝の場合、正確には体長ではなく殻高。
もしくは殻長。
読み方は「かくこう」に「かくちょう」
おおう、なんか2回目にして役に立つっぷりを発揮!
この調子で明日もいければなぁ。
10月18日(月)…でいりー"貝"議録始まる
…始まっちゃいました。
議長兼書記長兼発言者でお送りする"貝"議録が始まりました。
全然"会議"じゃないのに"貝"議録です。
とりあえず今日からの毎日更新です。
ここでは、日々私が得ていった貝に関する知識を掲載していきます。
多分、毎日3〜4行が精一杯だと思います。
…そうじゃないと続かないし。
「そう・・・
アイスは爽!
あっそう!あっ爽・・・
なんつって!
切腹〜」by S原さん
…今、なんか変な珍入者が登場してしまいましたが、
まぁ、そんないまいちなノリでスタートです。
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