「ORPとpHはどう違うのか?」


ORPを前回説明しましたが、いまいち分から ない・・・・
pHとどう違うんですか?
そんなふうに感じた人もいるかもしれません。
そこで、今日はORPとpHの違いをメインに説明したいと思 います。

ORPは前回説明したとおり酸化力還元力
指標であることは理解していただけたと思います。
ちなみに・・・・
酸素・・・・+850mV
水素・・・・−420mV
です。

一般に水道水は酸化力を示し、水質が汚染されているほど
プラスの高い数値を示します。
ある調査によると、最悪を記録したのは
千葉県花見川区花園の+773mVで
反対に北海道旭川市では水道水中最良の+312mV
だったそうです。
基本的に水道水ではマイナスは出ないそうですが。
造り酒屋の地下水はマイナスを記録することがあるそうです。

つまり、プラスの数値が大きいほど酸化されている水であり
マイナスの数値が大きいほど還元力が強い水であるといえます。
酸化した油が有害なように酸化した水も体に有益であるとはいえません。

では、本題であるORPとpHの違いを説明したいと思います。

酸性・アルカリ性の尺度がpHで、酸化力・還元力の尺度がORPです。
酸性・アルカリ性という性質は定量的には酸化力を持った
水素イオン(Hという特定のイオンの水溶液濃度で定義ずけられていて
[H]を水素イオン濃度とすると次式で表されます。

pH=−Log[H]

一 方、酸化力・還元力という性質は
あらゆる元素や化合物を対象として定義ずけられていて
必ずしも水溶性である必要はありません。
すなわちORPとは、水素イオンを含むあらゆる元素や化合物
酸化力・還元力を測る指標なのです。

pH計とORP計は、水溶液中の酸化還元電位を測る点では
同じ機能を持っています。
異なるのは以下の点です。


pH計
ORP計
測定対象
水素イオン
酸化・還元に関係する全てのイオ ン
表示単位
濃度指数
電圧(mV)
作用電極
水素イオン選択性ガラスまたは半 導体電極
白金または金電極
基準電極
銀/塩化銀
銀/塩化銀

上表相違点の中で表示単位がORP計の「電圧」対し
pH計では「指数」となっています。
しかし、センサー部の検知量をとってみた場合は
どちらも電圧値です。

pH 値は、約60mVの変化で指数増分1に相当し
水素イオン濃度100%を指数0として
指数/電圧換算した値を表示しています。

したがって両方の本質的違いは・・・・
pHは水素イオンの単一電位に対し
ORPは複合物質の混合電位を示しているところのあるといえ ます。

ちなみに真水を測定すると。
pH計・・・・−420mV
ORP計・・・・+180mV
です。


今はこれしか分かりません。
今後分かり次第追加していきます。


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