「嫌気状態と無酸素状態の違い」
水処理の基本に次の状態があります。
「好気状態」
「嫌気状態」
「無酸素状態」
これは全て酸素の状態を表す用語です。
まれに、混同して使用してしまうことがあります。
特に間違えやすいのが・・・・
「嫌気状態」と「無酸素状態」です。
意味をしっかり理解することは水処理を扱う人にとって
かなり重要だと思われます。
では定義を説明をします。
「好気状態」・・・・
生物が利用可能な遊離の酸素分子が存在する状態。
「嫌気状態」・・・・
溶存酸素(DO:Dissolved Oxygen)も結合性の酸素(NOX‐のO)も存在しない。
「無酸素状態」・・・・
溶存酸素がなく、亜硝酸(NO2‐)、硝酸(NO3‐)の中の酸素だけが存在する。
なんとなく理解できたでしょうか?
つまり・・・・
「嫌気状態で脱窒をする」
と言う事は誤りなのです。
正解は・・・・
「無酸素状態で脱窒する」
なのです。
じゃあ、嫌気状態では何をするんだよ!!
って思う人がいると思います。
簡単に言うと嫌気状態では嫌気性処理ができます。
嫌気性処理と
は・・・・
遊離酸素(酸素や亜硝酸・硝酸の中の酸素)が存在する状態では
生存が困難な偏性(絶対)嫌気
性細菌(嫌気性菌の一種)が活動して
汚水中の汚染物の分解を行う一連の方法。
例:メタン発酵処理
ちなみに無酸素状態で行われる脱窒では
通性嫌気性菌が
活動し脱窒します。
通性嫌気性細菌とは嫌気性菌の一種であり。
偏性嫌気性細菌とは違い酸素があっても無くても活動できる菌
を言います。
ここまで説明してきて脱窒っ
て何?って人のために補足しますと
脱窒とは・・・・
無酸素状態で脱窒細菌(通性嫌気性細菌の一種)が
有機物をエネルギー源として亜硝酸態窒素や硝酸態窒素を
窒素ガスなどに還元する作用。
硝化作用と組み合わ
せることで汚水中の窒素を
除去することができる。
今はこれしか分かりません。
今後分かり次第追加していきます。
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