加熱による除去率への影響

アンモニアストリッピング法とはアンモニアの蒸発現象であるため。
蒸発促進のために加熱するのが有効ではないかと考え。
以下のような実験を行なった。

試料水・・・・淡水4L NH3-N:45.5mg/L    pH:12.0

実験は一方は加熱、もう一方は非加熱で放置で行なった。
加熱にはガスコンロを用い、鍋は放置と加熱両方とも同じものを用いた。

また、加熱したほうは約1Lの水が蒸発したが
実験中は水を足しつつ行なったため
常時4Lの状態であった。

実験結果は以下の通りである。

1.アンモニア態窒素の推移


2.pHの推移


3.温度の推移


ご覧の様に加熱を行なった際は、放置に比べ
いちじるしく除去効率が良いことが分かる。

また、この処理の速度は今まで行なってきた実験に比べても
格段に性能が向上したことも分かる。

しかしながら、このように加熱による除去を行なうのには
かなりのエネルギーを必要とするため

実用的ではないといえる。

 しかしながら、加熱といった温度の問題は
アンモニアストリッピング法を扱うに際して
重要な要素であると考えられる。

また、加熱を行なうということは
水分もいちじるしく失われることになり
処理水が少なくなることによって何らかの問題がある場合は
あまり有効的ではない可能性がある。
しかしながら、本研究では
海水の損失が大きなコスト問題である海水魚養殖における
系外排除された高濃度アンモニア排水処理が目的であり。
処理水が失われることはあまり望ましくは無いが
ある程度蒸発しても塩分は残る為、
水足しで塩分濃度を調節し戻すことで
系内である飼育槽の海水量は維持できると考えられ
養殖への適用の可能性はあるといえる。

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