7.硝酸態窒素の吸収量


目的

 これまでの実験で即効性に優れていることが明らかになった。そこで本実験では硝酸態窒素の吸収量はどの程度なものかを調べる。これまでの実験で顕著にその現象が現れると予想した白ネギとえのきを使用し、これらがどの程度硝酸態窒素を吸収するか調べる。


実験方法

 直径8cmの円柱容器に硝酸態窒素濃度60mg/L程度の水溶液2Lと細かく切った白ネギ10g、50g、えのき10g、50gを入れ、一日おきに硝酸態窒素濃度を計測した。



図7−1 実験開始直後





実験結果と考察


図7−2 硝酸態窒素濃度の変化



表7−1 硝酸態窒素の吸収量


図7−2、表7−1の様に、この実験では白ネギはそんなに吸収せず、えのき吸収量は多かった。
この値を単純に投与した白ネギ、えのきが200gだったらどのくらい吸収することになるかを計算すると、以下の表7−2ようになった。

表7−2 吸収した硝酸態窒素量と植物、菌類が200gと仮定した時の比較


この結果から、植物や菌類の量に比例して吸う訳ではなく、その量に対する硝酸の量が大きければ大きいほど吸収するということがわかる。


図7−2 硝酸態窒素濃度の変化


  1日後とそれぞれの実験終了時にアンモニア態窒素濃度を計測したが、アンモニアは白ネギ、えのきも10gではそれほど変わらず、50gでは、かなり上がってしまった。アンモニア態窒素は、その植物や菌類の量に比例して出てきてしまうといえる。

以上のことから、本手法を使用する水溶液中の硝酸態窒素の濃度に応じて、投与する植物や菌類の量を計算して投与する必要性があると言える。
 

Editor Jun Nakagomi
Graduate Student M
Maebashi Institute of Technology