根菜類による硝酸態窒素の除去実験


目的

 これまでは植物の、葉や茎の部分で実験をしてきた。しかし、植物の葉や茎の部分だけなく根の部分でも硝酸態窒素濃度が減少するのではないかという予測により、根菜類を用いる実験を示す。


実験方法

 根菜類はニンジン、大根、ジャガイモを使用した。直径8cmの円柱容器に硝酸態窒素濃度60mg/L前後の水溶液1Lと細かく切った植物200gを入れ、一日おきに硝酸態窒素濃度を測定した。
 溶液は測定誤差があまり出ないように2倍希釈で計測できるようにするために硝酸態窒素濃度60mg/Lに、植物の量を一定にするために全て200gにした。



図1 実験開始の様子
左から、ニンジン、大根、ジャガイモ




実験結果と考察


図2 根菜類による硝酸態窒素除去の効果



 ニンジンとジャガイモは、一旦減少したが、3日目以降原水の60mg/Lを超えるほどの濃度になってしまった。大根も2日目で硝酸態窒素濃度は増加した。
 このことから根菜類は硝酸態窒素の吸収除去としては効果が薄いと考えられる。


図3 3日後の様子
左からニンジン、大根

ニンジンは予想通り水が少し赤く着色し、大根は少し白濁していた。



図4 ジャガイモのデンプンの様子

 ジャガイモは2日目から少し泡だっていた。また、デンプンが出てきてしまって、水面に白い膜ができていた。このことから、ジャガイモは他の植物や菌類よりもさらに実用化に向いていないと言える。


Editor Jun Nakagomi
Graduate student M
Maebashi Institute of Technology