青ネギによる脱窒?実験


目的

ネギの硫黄を用いて硫黄酸化細菌を繁殖させ、ネギが脱窒反応の濾材となるかを検討する。


実験方法

 青ネギを5mmから1cmの輪切りにしたものを276.9gの硝酸濃度95mg/Lの水溶液2Lに、5mlの活性汚泥を直径8cmの円柱容器に入れたもの、青ネギを5mmから1cmの輪切りにしたもの194.3gを硝酸濃度95mg/Lの水溶液1Lを直径8cmの円柱容器に入れたものを用いて硝酸態窒素が減少するかを見る。
 ネギに含まれる硫黄成分に硫酸還元菌がつき、それにより脱窒反応が生じるのではないかという予測により、活性汚泥の併用を考えたものである。 水溶液は淡水魚を飼育していた飼育水を使用した。



図1 実験の様子



実験結果と考察


図2 硝酸態窒素濃度の変化



 どちらも4,5日経過で硝酸態窒素濃度は5mg/L程度となり、この時点で、ネギの硫黄に硫黄酸化菌が着き、それにより脱窒できたと考えた。


図3 硝酸態窒素濃度の変化

  しかし、図3のように、硫黄酸化細菌で脱窒するときに出るはずの気泡が見られず、さらにあまりにも早く硝酸態窒素濃度が減少した為、硫黄酸化細菌によって脱窒出来たとは考えにくかった。そこで、他の植物でも硝酸態窒素濃度が減少するのではないかという考察に至った。


図2−4 実験終了時の水面の白膜(2L)

     また、日が経つにつれて、図1の様に水に着色が目立つようになり、ネギ独特の臭いも水に移り、その臭いは日が経つに連れ、きつくなってきた。また、図2−4のような水面に白い幕の発生が見られた。このことから、あまり長い期間使用するのには向いていないと言える。
 1Lのものより2Lの溶液の方が膜が濃く出来ていたが、これは活性汚泥を投入したため、菌が繁殖して膜が出来たと考えられる。


Editor Jun Nakagomi
Graduate student M1
Maebashi Institute of Technology